12345TOTAL
サンショウクラブ101002
あさかスリースターズ3407-14
スリスタ先発は、おそらく初めての先発マウンドとなるリリ。
ストライク先行のテンポ良い投球で、打たせてとるピッチングができました。
そして今日はバックがこれに応えます。
初回、先制されてツーアウトながらなおピンチの場面。
ショート右横に飛んだ難しいゴロをチヒロが好捕し間一髪アウト。
初回を1点で凌ぎます。
 
 
その裏、相手先発も同じく女子選手。
長身からキレのある速球を投げ込んできます。
その球を、初回にヒットを打たれたお返しとばかりにリリがセンターへクリーンヒット。
相手の守備の隙をついてツーベースにします。
これで波に乗った打線はチヒロとミユがともにセンターへ綺麗に弾き返し、この回一気に逆転します。
 
2回、点を取った後の大事なイニング。
リリは変わらずテンポ良く二者を三振に。
また、ファーストサクラが難しいファールフライをアウトにし、リリを盛り立てます。
 
その裏、スリスタは攻撃の手を緩めません。
8番ハヤトが四球で出塁し、9番ケントがセンターへの痛烈な二塁打。
どちらかが出塁して上位で点を取りたいと思ってましたが、8,9番の二人で点をもぎ取ってくれました。
その後も4番サクラ、5番コウシロウの連打などでこの回4点を奪いゲームの主導権を握ります。
 
リリは3回も安打こそ許しますが安定したピッチング。
結局3回を43球、被安打3、失点2、奪三振5、四死球0という堂々たるピッチングで試合を作ってくれました。
 
4回からマウンドに上がったチヒロはこれまた圧巻のピッチング。
相手上位打線を簡単に3人で切ってとると、最終回もヒットを許しますがしっかり後続を打ち取り、試合を締めくくります。
ここでもセカンドミユが難しいハーフライナーをキャッチし、最後のゴロを堅実にアウトにしました。
 
チヒロは2回を投げ、17球、被安打1、無失点、奪三振3、四死球0という素晴らしい内容でした。
つまり、今日の試合は2人のピッチャーが一つの四球も出すことなく5回を投げ切ったということ。
おそらく無四球試合というのは今季初じゃないでしょうか。見事でした。
 
そして、この試合のハイライトは4回裏に訪れます。
まず一番リリの今日二本目のヒットやコウシロウの本人曰く初めての2塁打で得点を重ね、代打タイラがサードへ内野安打。
続く代打のアラタが二遊間へ嬉しい初ヒットを放ちました。
このところスイングが鋭くなっていていつ出てもおかしくない雰囲気はあったのですが、4年生を相手に打ったのは立派です。
努力の成果だね!おめでとう!
 
そして再三言うように今日は本当に守備が安定していました。
午前中のノックからほとんどミスがなく、シートを入れ替えてもみんなが集中力を持ってやってくれていたのですがその集中力が午後も途切れることなく難しい打球を次々に捌いてくれました。
先週の試合で難しいバウンドを処理できず失点を重ねてしまい、それをみんなの課題として守備練習に多くの時間を割いたこともあるかもしれませんが、だからと言って気持ちの部分は容易く成長するものではありません。
あの空気感が作れたらこんなにも良い試合ができる。そんな成功体験を得られた試合でした。
 
相手のサンショウファイターズさんは、前述の先発ピッチャーをはじめうちと同様たくさんの女子選手のいるチームでした。
今日はたまたまうちの投打が噛み合い勝つことができましたが、次にやるときはどうなるかわからないくらいいいチームでした。
ぜひ、また試合ができたら嬉しく思います。
ありがとうございました!