1234TOTAL
岡ファイターズ01517
あさかスリースターズ22228
熱く、シビれる試合でした。
 
岡ファイターズさんとの3年生以下スマイルカップ第1戦。
メンバーにお休みが数人いたため、人数は9人ピッタリ。
1人でも欠けると棄権になってしまう状況で、自軍選手の心理的な駆け引きを受け、試合前からこちらも胃がキリキリするような中、試合が始まりました。
 
初回、先発のショウキチは三振、ピッチャーゴロ、ファーストゴロとテンポ良く3人で切って取ります。
その裏、ミユ、コウシロウが出塁。相手バッテリーのエラーで幸先よく2点を先取しますがその後中軸が打ち取られ追加点はなりません。
2回も相手の3,4番から二者連続三振でツーアウトをとりますが、続くバッターにはじめてのヒットを打たれピンチを迎えます。
ランナーを3塁に進められ続くバッターはピッチャーゴロ。本来ツーアウトの場合、捕ったら一塁に投げるべきなのですが、アウトカウントが頭に入ってなかったのかホームに送球。際どいタイミングではありましたがフィールダースチョイスで一点を奪われます。
あとから考えると初回に追加点を奪えていたら、または2回表を0におさえられていたらもう少し楽な展開にできたんではないかと思います。
2回裏、2つのフォアボールを点に結びつけ4対1と優位に試合を進めます。
しかし3回表、2巡目に入りタイミングが合いはじめた相手打線に集中打を浴びます。
打ち取った当たりもありましたが暑さと長い相手の攻撃に少し集中力が切れたのか、なかなかアウトカウントを増やせず、、結果的にこの回5点を奪われ逆転を許します。
流れを変えたい3回裏、相手エラーでコウシロウとショウキチが出塁、バッテリーミスで2点を奪い同点に。
さらに追加点が欲しい状況でチヒロがセンター横を抜けるツーベースヒットでチャンスを作るのですが後続が続きません。
 
最終回、出したくなかった先頭打者をデッドボールで出してしまいます。
ここで守りのタイムを使い、内野手全員をマウンドに集め、「後攻だからここで点を奪われても負けてではないよ。でも最小失点で抑えたい。」と、現在の状況とこの後の試合の展望を説明します。
その後一点は取られますが、続くバッターを三振、三振、ピッチャーゴロとショウキチが踏ん張り、私がお願いした通り最小失点でおさえてくれました。
以前のショウキチだったらこの場面で気持ちが切れて崩れてしまっていた気がしますが、ピッチャーとして精神的にも少し成長を感じさせたくれた瞬間でした。
 
一点を追う最終回裏の攻撃。。8番からの攻撃でシュンかアラタのどちらかが出塁してくれればなんとかなると思い、みんなで2人を信じて応援しよう。と声をかけました。
すると、アラタが追い込まれながらもフォアボールを選び、盗塁で二塁へ。同点のランナーが得点圏に進みます。
しかし続くミユはショートへのフライ。アラタも飛び出し万事休すかと思いきやショートが捕球できず命拾い。
2番コウシロウは三振で1点ビハインドのままツーアウト二、三塁。
こうなったらもうショウキチのバットに託すしかありません。
この状況を本人が理解していたかどうかは分かりませんが、みんなの期待に応え、3球目を見事にレフトへのタイムリーヒット!逆転サヨナラで勝利することが出来ました。
 
今日のヒーロー、ショウキチは投げても高いストライク率で4回50球と最後まで1人で投げ抜き、文句なしのMVPでした。
 
そして今日最大の驚きは3回からハヤトのあとを継ぎ、はじめてマスクを被ったコウシロウでした。
キャッチャーは特別で難しいポジション。
誰でもできるわけではないのですが、はじめてとは思えないくらいボールに食らいつき、声を出し、チームに貢献しました。
 
入部直後の「キャッチャーやりたいです」宣言から3ヶ月。平野特命コーチとの血の滲むような特訓と本人の努力の成果だと思います。
 
アラタは最終回、しっかりボールを見極め、忍者の如く相手の守備を切り崩し同点のホームを踏みましたし、守備では痛烈なレフト前ヒットを身を挺してストップし、チームに大きく貢献しました。
逆転のホームを踏んだミユの走塁も見事でした。
 
課題は沢山ありましたが、9人ギリギリで最後まで頑張ってくれたチームみんなの勝利です。
みんなで美味しい焼肉を食べられるよう、決勝目指して頑張ろう!
 
最後に、相手の岡ファイターズさんにはいつも沢山の貴重な経験をさせていただき本当に感謝です。3回の集中打は恐怖でした。
またよろしくお願いします。
ありがとうございました。