1 | 2 | 3 | 4 | 5 | TOTAL | |
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あさかスリースターズ | 1 | 3 | 1 | 5 | 1 | 11 |
新座リトルクロメーズ | 0 | 1 | 6 | 3 | 2 | 12 |
四年生にとって今年最後の公式戦。
勝つためにすべての準備をして、最後の仕上げに富士山に向かってお祈りまでして臨みました。
プランは一・二回で多く得点し、ダメ押しして守りきる。
初回は二死を取られたあとショウマの好走塁でなんとか一点をもぎ取り、裏の守りを0で抑えました。
そして2回、ハルト安打、ミサトの四球、メイヤ、ナル、ショウマの安打で3点、3回もリュウノスケの安打で1点と順調に得点を積み重ねます。
ここまではプラン通り。
しかしその裏、一死後四球とエラーでピンチを迎え、連打をくらい逆転されます。
ここからガタガタと崩れるパターンかと思いきや四回、代打ソウマが四球を選び好走塁で1点を返します。ここからチャンスをつなぎ、2番コウキの三塁打に、ショウマが二打席連続の安打で続き、四番シンがセンターオーバーのホームラン。続くタイセイも安打とエラーで生還。ビッグイニングで再度逆転します。
その裏を2点以内に抑えれば勝利というところで、変わったハルトが先頭打者に本塁打を打たれて雰囲気が変わります。
続く四球で出したランナーを牽制で刺し、嫌な流れを断ち切ったかと思いきやさらにピンチを作られ、ここでコウキをマウンドに戻します。
コウキで負けるなら悔いはないと思いながら二死後に同点に追いつかれさらにサヨナラのランナーを三塁に進められます。
三塁ランナーが還ればこの時点で試合終了という場面。迷った挙句一番信頼の置けるコウキをキャッチャーに回し、どんなピンチにも動じないメイヤをマウンドに。
メイヤは期待に応え次打者をサードゴロに仕留めて同点で大ピンチを凌ぎます。
同点で90分を過ぎたため、ここからはじめてのタイブレークに突入します。
無死満塁から多く点数を取った方が勝ちとなります。
先頭打者が三振に倒れ嫌な雰囲気が漂いますが、続くヒロトがライト前に弾き返しなんとか1点を取ります。
欲を言えばもう少し多く点が欲しかったですがとにかくリードして裏の守り。
マウンドは前の回に引き続きメイヤです。
前の回も三塁ランナーが還れば終わりの場面で登板し、ここでも変わらずたんたんとストライクを取れる強心臓には感心させられるばかりです。
しかし、
先頭バッターの当たりは痛烈な一塁ゴロ。
シンがバックハンドで掴みますがホームへの送球がハーフバウンドに。キャッチャーが捕球できず同点でなおも無死満塁。
続くバッターに前進守備で誰もいない右中間に運ばれて万事休す。
常にリードを奪いながらも三度追いつかれ逆転サヨナラで敗退しました。
試合後の挨拶の時、応援してくださったたくさんの父母の皆さんやスタッフの姿が見えた時に、監督として勝たせてあげられなくて申し訳ない気持ちとともに、こんなにもたくさんの人を感動させるようなゲームをできた選手たち全員を誇りに思いました。
いつも通りチームを引っ張ったコウキ、ホームランで四番起用に答えてくれたシン、好走塁でチームを救ってくれたソウマ、2安打と気を吐いたショウマ、最後まで集中力を切らさずタイムリーも放ったリュウノスケ、ミサトも守備と大きな声でチームを勇気付けてくれました。
今年1番の痺れるゲーム。
立役者は四年生だっと思います。
気持ちが一つにまとまることで、全員で喜び、全員で考え、全員で闘うことができたと思います。そして、負けてみんなで泣きました。
チームが一つになったこの体験をずっと忘れないでほしいと思います。
僕にとっても、一勝よりも価値のある負けを経験させてもらいました。ありがとう!
最後に、素晴らしいゲームを作ってもらったリトルクロメーズさんありがとうございました。
彼らの最後まで諦めない粘り強さは本当に凄かった。
2回戦も頑張ってください!